2_エラストマー無黄変TPU

無黄変TPU
エラストランNYシリーズ

無黄変TPUとは

   無黄変TPUは
脂肪族系イソシアネートを使用し、紫外線による黄変を格段に改善した特殊グレードになります。
 

特に優れている点を挙げます。

耐候性
      耐候促進試験1000時間以上でも黄変がない

・透明性
・光学特性
  
Haze <5、全光線透過率 >90%、屈折率 1.5
・耐摩耗性・耐衝撃性=機械的強度が高い
・ヒーリング特性(1)

TPUは、ポリオールと芳香族系イソシアネート、鎖伸長剤の共重合体になります。
耐摩耗性、機械強度、伸縮性など、様々な優れた特性がある一方で、紫外線により変色(黄変)してしまいます。
これは、主成分である芳香族系イソシアネートがベンゼン環を有しているため、紫外線によりベンゼン環がキノンイミド構造という着色物質を生成し変色(黄変)する、というメカニズムです。

TPUが黄変する理由は、紫外線以外に熱、皮脂や染料の移行、Noxガスがあるため、全く変色しないわけではありません

*参考*
(1)ヒーリング特性とは、鉛筆の芯を試料表面に押付けて動かし、試料の引っかき硬度を鉛筆の芯の硬さ(6B~HB~6H)で表したもの。塗膜のひっかき硬度、またはプラスチックの表面硬さの評価方法として用いられています。

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無黄変TPUの優れた屋外耐候性

耐候促進試験(黄変度比較)では、他のTPUとの比較で耐性に大きな違いが現れます。

 

無黄変TPUエラストランNYシリーズ 代表グレード

無黄変TPUには、主にポリエステル系ポリエーテル系があります。
詳細は下記をご覧ください。

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 New 

特殊無黄変タイプ高耐熱TPU

FPU  H6XDI系無黄変TPUが新しく誕生しました。

 New FPU  H6XDI系無黄変TPUシリーズ

FPU  H6XDI系無黄変TPU
結晶固化が早い=射出成型が可能
表面保持性が低い保形性・エンボス・シボ等
熱依存性が低い=耐熱性・耐寒特性
反発弾性

 

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FPU H6XDI系 無黄変TPUシリーズ 代表グレード

FPU H6XDI無期変TPUには、主にポリエステル系とポリエーテル系があります。
詳細は下記をご覧ください。

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無黄変TPUの用途例

無黄変TPUは、下記の通り様々な用途に使用されております。

各種保護フィルム
・自動車用ペイントプロテクションフィルム(PPF)
・標識用保護フィルム
・スマートフォン画面保護フィルム
・ガラス飛散防止フィルム

透明、光学用途
・フレキシブル導光板、フレキシブルライトガイドチューブ
・透明チューブ被覆

成形品(FPU H6XDI系無黄変TPUシリーズ)
・スマートフォン本体用カバー、時計バンド

 

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